元旦から3月10日まで、相模湾ではしらす漁は禁漁となります。
その間、刺し網やたこ漁(通年)をしながら
旬を迎える海藻の時期本番となります。
はば海苔(この海苔は暮れから採ります)
新わかめ
めかぶ
あかもく
ひじき
それらを加工し、浜干しわかめ、塩わかめ、浜の味付け茎わかめ各種、
茹で刻みめかぶ、浜干しアカモク、茹で刻みアカモク、釜揚げひじき等々こさえながら
3月11日、いよいよ湘南しらす漁解禁を迎えます。
解禁してすぐに獲れるか否かは、その年の潮流によって異なり、期待を胸に大漁を願いながらの幕開けとなります。
6月から7月いっぱいまでは伊勢海老産卵期につき、磯根の中での刺網(磯建網)が禁漁となり、8月1日の解禁を待ちます。
6月に入るとたこ漁の最盛期を迎えます。
「佐島の地だこ」は、西の明石、東の佐島と並び称されていて、築地市場でも高値がつき、湘南しらす同様「かながわブランド」にも認定されている逸品です。
網元平敏丸では、活けで水揚げすると共に、茹でだこも作っており販売しております。
さて、台風シーズン到来の中、しらす漁は夏しらす本番の時期を迎え、休漁となるお盆休みを楽しみに、暑さ真っ盛りの中での漁となります。
残暑厳しく秋を迎え、文字通り秋しらすを獲りながらいよいよ年内ラストスパートとなります。
刺網漁も磯建網、魚網、さらに10月からのおよそ半月位に卵(カラスミ)を持ち、この時期高値がつくボラを狙ってのボラ漁もあります。
暮れが近づくと来年2月過ぎからの収穫を楽しみに、わかめの種付けも始まります。
年内の漁を振り返りつつ、海の恵みに感謝し、来年の大漁と安全操業を祈念しながら新たな年を迎えることとなります。